高齢化が進み、障害者の施設が少ない現在、人の役に立ち、やりがいのある仕事をしたい人の社会福祉資格として、作業療法士や言語聴覚士、または手話通訳士や点字技能検定、そして福祉住環境コーディネーターに人気があります。
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社会福祉資格には国家資格や民間資格など、さまざまな種類がありますが、高齢化社会に役立つ仕事として理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など、リハビリテーションの手助けをする社会福祉資格を取得する人が増えています。その中で作業療法士は、障害や老化によって機能に問題のある人を対象にご飯の食べ方や物の持ち方などをサポートし、機能の回復や維持に努める仕事です。理学療法によって回復した身体の基本動作を継続的に訓練する社会福祉資格であり、社会復帰の手助けもします。
社会福祉資格のひとつである作業療法士は国家資格です。作業療法士養成学校で3年以上学んだり作業療法関連学部の4年制大学や3年制短大を卒業するなどの条件を満たすと、国家試験の受験資格が与えられます。海外で資格を取得したり作業療法を学んだ人にも受験資格が与えられます。
言語聴覚士は1997年に誕生した新しい社会福祉資格で、障害や老化によって衰えた言語や聴覚の訓練をするのが仕事です。言語聴覚士の関連学部がある4年制大学や3年制短大を卒業すると国家試験の受験資格が与えられます。試験内容は運動学や臨床心理学、一般問題などの学科試験および口述試験、そして実技試験が行われ、理学療法士や作業療法士とほぼ同じような内容になります。
社会福祉資格である作業療法士や言語聴覚士は北海道や東京、大阪などで試験が行われており、受験料は1万100円となります。詳しくは各地方厚生局や厚生労働省医政局医事課にある試験免許室国家試験係に確認するとよいでしょう。
社会福祉資格の中には手話通訳士といって、聴覚障害者とのコミュニケーションの橋渡しという重要な役割を担う、専門の資格もあります。手話通訳士の合格率は10〜15%程度といわれていますが、手話を覚えれば社会福祉資格を取得できることから、日常生活でも困った人を助けられる場面も出てきて、さまざまな施設で役立てることも出来ます。手話通訳士の就職先は福祉事務所や民間施設、ボランティア施設などですが、社会福祉資格としては多くの福祉施設で採用してもらうことが出来ることから収入も安定しやすいようです。
社会福祉資格である手話通訳士の受験資格は20歳以上の人であり、手話通訳士の試験内容は四肢択一方式の学科試験、音声を聞き取り同時に通訳とビデオを見ながら口頭で同時通訳の実技試験となります。手話通訳士の受験場所は学科が東京と大阪と熊本、実技が東京と大阪になります。受験料は1万8,000円です。
社会福祉資格の専門職の中には点字技能検定もあります。点字技能検定とは、点字に関する知識や技術を身につけた人に対して社会福祉資格を付与し、点字関係の職種の専門性と社会的認知度を高めて、視覚障害者に的確な情報を提供することを目的とする資格です。
点字技能検定は合格率30%程度の社会福祉資格といわれています。点字技能検定の受験資格は社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会及び、社会福祉法人日本盲人会連合に勤務する労働者で、点字資料製作に3年以上従事した人です。
点字技能検定の試験内容は、障害者福祉に関する知識、国語の文法的理解と読解力に関する知識などの学科試験だけでなく、点字化技能試験と校正技能試験の実技試験が必要な社会福祉資格となります。点字技能検定の受験料は1万5,000円で、受験場所は東京と大阪になります。
社会福祉資格は昨今人気が上昇しており、安定した仕事がしたい、人の役にたちたい、就職に有利な資格が欲しいなどのさまざまな理由から社会福祉資格を取得する人が増えています。社会福祉資格にはいろいろな種類がありますが、公的資格のひとつに福祉住環境コーディネーターがあります。社会福祉資格である住環境コーディネーターは、高齢者や障害者に対してバリアフリーの暮らしやすい住環境を提供する仕事で、高齢化が進んでいる現在、多くの人材が求めている社会福祉資格のひとつです。
福祉住環境コーディネーターは1級から3級までに分類されている社会福祉資格であり、級によって社会福祉資格の試験の難易度や内容などが変わります。福祉住環境コーディネーターの合格率は1級は1%台、2級は40%、3級は50%程度といわれています。福祉住環境コーディネーター1級は、試験を受けるために2級の資格が必要となる社会福祉資格です。福祉住環境コーディネーター2級と3級については受験資格は特にありません。福祉住環境コーディネーターの受験料は1級10,500円、2級6,300円、3級4,200円です。
福祉住環境コーディネーターの試験内容は3級が少子高齢社会と共生社会への道、健康と自立、ライフスタイルの多様化と住まいなど、2級が高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境、在宅介護での自立支援のあり方、障害別にみた福祉住環境整備が考慮されます。さらに福祉住環境コーディネーター1級では、福祉住環境と福祉住環境コーディネーター1級の役割、高齢者・障害者向け住宅と要介護者向け施設設備、建築図面と伝達手段が要求され、論述と記述式試験を受ける社会福祉資格となります。
社会福祉資格である福祉住環境コーディネーターの就職先は、住宅設備メーカーや設計事務所、老人福祉施設や福祉機器メーカーおよびショールーム、建設会社などです。